一人暮らしの鍋サイズは16・18・20cmのどれ?料理量と用途別の選び方

一人暮らしの鍋サイズは16・18・20cmのどれ?料理量と用途別の選び方

一人暮らしの鍋は、少量の汁物や麺類が中心なら16cm、煮物まで幅広く作りたいなら18cm、カレーやシチュー、多めの料理にも使いたいなら20cm前後が選びやすい目安です。煮込みをよく作るなら22cm程度も候補になります。

ただし、「一人だから小鍋」と人数だけで決めると、作り置きには窮屈だったり、反対に洗いや収納が負担になったりします。普段作る量と料理を先に考え、そのあと片手・両手、収納場所、熱源、素材を絞る選び方がおすすめです。この記事では16・18・20cm以上の違いを、迷いやすい順に整理します。

この記事のポイント
  • 一人暮らしに合う鍋サイズの目安
  • 16・18・20cmの用途別の選び分け
  • 片手鍋と両手鍋の使い分け
  • 収納・熱源・素材の確認ポイント
目次

一人暮らしの鍋サイズは何cm?料理量から決める目安

一人暮らしの鍋サイズは16~20cmを中心に選ぶ

一人暮らしの鍋サイズは16~20cmを中心に選ぶ
背景はイメージです

最初の候補は16~20cmを中心に考えると整理しやすくなります。16cmは一人分の麺類や汁物を作る用途、18cmは一人分の簡単な料理、20cmはより幅広い料理に使う候補です。カレーなどの煮込みを頻繁に作る場合は、22cm程度をすすめる見方もあります。

別の目安では、一人分の汁物や麺類は14~18cm程度、煮込み料理や分量の多い料理は20~22cm程度と分けられています。数字に唯一の正解があるのではなく、少量をその都度作るのか、数食分をまとめるのかで適した側が変わる、と捉えるのが自然です。

普段の使い方候補になるサイズ選ぶときの考え方
一人分の麺類・汁物が中心16cm前後少量調理を優先
簡単な一人分から煮物まで18cm前後片手鍋の汎用性を優先
幅広い料理を1つで作りたい20cm前後煮込みや多めの分量も考慮
カレーなどの煮込みが多い20~22cm程度作る量とかき混ぜる余裕を考慮

迷ったら、直近でよく作りそうな料理を3つ思い浮かべてみてください。味噌汁、うどん、ゆで卵など少量調理が多ければ16~18cm側、カレー、シチュー、多めのスープが多ければ20~22cm側が合わせやすくなります。

鍋を1個だけに絞るなら、少量調理に寄せるか、煮込みまで受け持たせるかが分岐点です。収納に余裕がある場合は、サイズの異なる鍋を2つ用意すると調理の幅を広げられます。

16cmと18cmの鍋は少量調理と汎用性で選び分ける

16cmは、一人分の麺類をゆでたり汁物を作ったりするには十分とされるサイズです。コンパクトな片手鍋はラーメン、うどん、スープ、ゆで卵など一人分の調理に向き、最低限の自炊なら16~18cmほどの片手鍋1つでまかなえるという目安もあります。

一方の18cmは、宮﨑製作所が長年の売れ筋として挙げる標準的な片手鍋サイズです。一人分の簡単な料理に18cm程度をすすめる見方もあるため、汁物だけでなく煮物などにも用途を広げたい人は、18cmから考えると選びやすいでしょう。

  • 16cmが合いやすい人:一食分をこまめに作り、麺類や汁物、湯沸かしを中心に使いたい
  • 18cmが合いやすい人:一人分の料理を基本にしながら、煮物などにも出番を広げたい
  • 決め切れない人:普段作る最大量と、実際に置ける収納スペースを比べて選ぶ

ここで気をつけたいのは、直径の数字だけで作れる量を決めつけないことです。資料によってサイズの目安には幅があり、容量を併記している例もあります。購入時は商品の容量表示も見て、普段作る分量に合うかを確かめましょう。

小ささを優先しすぎると、多めに作りたい日に使いにくくなります。反対に、大きい鍋ほど洗う作業や持ち運びの負担が増えるため、「いつか作るかもしれない量」ではなく普段の量を軸にするのが現実的です。

カレーやシチューは20~22cmを作る量で判断する

カレーやシチューは20~22cmを作る量で判断する
背景はイメージです

一人暮らしでも、カレーやシチューを多めに作るなら20~22cm程度が候補です。ただし、20cm以上がいつでも必須というわけではありません。食べ切る量だけ作るなら片手鍋という選択肢もあり、数食分をまとめるなら大きめで安定感のある両手鍋が合わせやすくなります。

目安を分けると、20cmは幅広い料理に使いやすい中間候補、22cmは煮込み料理を作る頻度が高い場合の候補です。「一人分」ではなく、一度に何人分を作るのか、どんな料理に使うのかを基準にしましょう。

カレーやシチューには、材料をかき混ぜる工程があります。満杯に近い状態では扱いにくくなるため、食材と水分が入ることだけでなく、混ぜる余裕も含めて選ぶことが大切です。ハウジーマガジンでは、家族の人数に対してプラス1L程度の容量を選ぶと失敗が少ないという目安を示しています。

ただし、容量と直径の対応は製品によって確認が必要です。直径だけから一律に換算せず、作りたい分量と各商品の容量表示を照らし合わせてください。

作り置き用に大きくする場合は、調理後の扱いまで想像しておくと選びやすくなります。大きい鍋ほど持ち運びや洗浄が大変になるため、扱いやすさとの釣り合いが必要です。煮込みが中心なら安定感のある両手鍋が向き、食べ切る量を作るなら小さめの片手鍋も選択肢になります。

片手鍋16~18cmと両手鍋18~20cmを用途で使い分ける

片手鍋は16cm前後、両手鍋は18~20cmというのが、一人暮らし向けに示されている組み合わせの目安です。片手鍋は持ち手が1つで手軽に扱いやすく、一人分の汁物、麺類、湯沸かしなど、さっと済ませたい調理に向いています。

両手鍋は置いたときに安定しやすく、多めの分量やカレー、スープなどの煮込み料理向きです。片手鍋より深いものが挙げられており、たっぷりのお湯で麺類をゆでる用途にも使えます。

そろえ方サイズの例向いている使い方
片手鍋を1個16~18cm一人分の汁物、麺類、湯沸かしを中心にする
両手鍋を1個18~20cm安定感を重視し、煮込みや多めの分量にも使う
2個を使い分ける片手鍋16cmまたは18cm+両手鍋20cm少量調理と煮込みを分担する

2個置けるなら、宮﨑製作所が挙げる「16cmまたは18cmの片手鍋と、20cmの両手鍋」がわかりやすい基本案です。朝の汁物には片手鍋、数食分の煮込みには両手鍋というように、量の差へ対応できます。

1個だけなら、少量調理が中心の人は16~18cmの片手鍋、煮込みまで任せたい人は18~20cmの両手鍋から考えてみましょう。持ち手の数だけでなく、実際に作る最大量と収納場所まで含めて決めると、出番の多い1個になります。

一人暮らしの鍋サイズ選びで確認したい収納・熱源・素材

収納場所と調理スペースを測って鍋サイズを絞る

サイズの候補が決まったら、購入前にコンロ、調理台、収納場所を確認します。大きな鍋を選んでも、狭い調理スペースでは扱いにくくなります。コンロの大きさやカウンターの広さを見て、調理中に無理なく置けるかを考えましょう。

収納場所は「入りそう」という印象ではなく、鍋を置く予定の場所を実際に測るのが確実です。片手鍋と両手鍋を併用する場合は、2個を収める余裕があるかも先に確認しておきます。

  1. 鍋を置くコンロと、作業に使うカウンターの広さを確認する
  2. 収納する棚や引き出しの内側を測る
  3. 鍋本体だけでなく、持ち手やふたを含めて収まり方を考える
  4. 複数そろえるなら、重ねて収納できるか、パーツを外せるかを見る

収納が限られるキッチンでは、パーツを取り外せる鍋や、重ねて収納できる鍋も候補です。複数サイズが必要でも、重ねられれば収納面積を抑えやすくなります。

ただし、省スペース性だけで選ばず、普段使うサイズを無理なく取り出せるかも見ておきたいところ。しまうたびに大がかりな入れ替えが必要な組み合わせより、よく使う鍋をすぐ手に取れる配置のほうが日常では扱いやすいでしょう。

IH・ガスなど自宅の熱源に対応する鍋を選ぶ

IH・ガスなど自宅の熱源に対応する鍋を選ぶ
背景はイメージです

鍋はサイズが合っていても、自宅の熱源に非対応なら使えません。まずコンロがIHかガス火かを確認し、次に購入候補の製品表示にある対応熱源と照合します。製品によってIH非対応、ガス火専用、IH専用などがあるためです。

「鍋ならどれでも使える」と考えず、商品ごとに確認するのがポイント。とくにIHを使っている場合は、IH対応の表示を見落とさないようにしましょう。

現在はガス火でも、引っ越しで熱源が変わる可能性を考えるなら、IH・ガス火の両方に対応した鍋を選ぶ案があります。熱源が変わった際の買い替えを避けやすいためです。

一方、引っ越しを想定しないなら、まず現在のコンロへの適合を優先すれば十分です。対応熱源は鍋の種類や素材名だけから判断せず、購入する製品の表示で確かめてください。

鍋の素材と加工は作る料理や手入れのしやすさで選ぶ

同じサイズで迷ったら、作る料理と扱いやすさから素材を選びます。アルミ鍋は軽くて温まりやすいため、湯沸かし、汁物、時短調理と相性のよい選択肢です。ただし、IH非対応の製品が多いとされるため、熱源表示の確認が欠かせません。

ステンレス鍋は耐久性と保温性があり、煮物や煮込み料理向きです。その一方で熱伝導性が低く、焦げ付きやすいという説明もあります。宮﨑製作所は、ステンレス多層鍋について、耐久性がありムラなく火が通るとして、基本の鍋にすすめています。これはステンレス単層との違いを含む同社の見解として参考にできます。

素材・加工主な特徴合わせやすい用途・選び方
アルミ軽く、熱が伝わりやすい湯沸かし、汁物、時短調理
ステンレス丈夫で保温性がある一方、熱伝導性は低い煮物、煮込み料理
鋳物ホーロー保温性に優れ、重量があるじっくり作る煮込み料理
フッ素樹脂加工焦げ付きや汚れを抑えやすい手入れの負担を軽くしたい場合
セラミック加工焦げ付きを抑えやすい洗いやすさを重視する場合

鋳物ホーローは保温性に優れ、煮込み料理と合わせやすい素材ですが、ほかの鍋より重い点も考慮が必要です。毎日出し入れするなら、料理との相性だけでなく、自分が無理なく持って洗えるかまで考えましょう。

フッ素樹脂加工やセラミック加工は、焦げ付きや手入れの負担を抑えたいときの選択肢です。ただし、加工を含めて素材ごとに手入れ方法は異なります。洗い方や使用できる調理道具などは、購入した製品の取扱説明書に従ってください。

一人暮らし向けの省スペース鍋を具体例で比較する

一人暮らし向けの省スペース鍋を具体例で比較する
背景はイメージです

複数サイズと収納性を両立したいなら、宮﨑製作所の「十得鍋セット」が具体例になります。16・18・20cmがセットで、重ねて収納できる構成です。フランジを持てば両手鍋として、着脱式ハンドルを付ければ片手鍋として使えるため、少量調理と多めの料理を分担しつつ、収納をコンパクトにしたい人に合います。

同じ鍋で無水調理やオーブン調理にも対応すると紹介されています。詳しい構成や使い方は、宮﨑製作所の紹介記事で確認できます。

鍋を1つに絞りながら調理の種類を増やしたい場合は、多機能鍋も候補です。「無加水鍋 COTOCO/MKSN-S20」は、煮る・蒸す・炊く・茹でる・焼く・炒めるの6用途に対応すると紹介されています。アルミニウム製で軽く、IHとガスコンロの両方に対応する製品です。

複数の鍋を置く代わりに、1台へ用途をまとめたい人が比較しやすい例でしょう。掲載された商品情報は2023年10月13日時点のため、購入時には販売先で現行の仕様を確認してください。

煮込みを中心に考えるなら、「LUONTO 20cm両手無加水鍋/LUO-P20」という20cm両手鍋の例もあります。少ない水分で調理でき、ふたの突起で食材の水分を循環させる構造と説明されています。セラミックコーティングにより、こびり付きにくさと洗いやすさにも配慮された製品です。

こちらもIHとガスコンロの両方に対応すると紹介されています。COTOCOが6種類の調理用途をまとめた候補なら、LUONTOは20cmの両手鍋で煮込みと手入れのしやすさを重視する候補として比べられます。詳細はアイリスオーヤマの記事を確認してください。

具体例を比べると、収納の考え方は大きく2つです。十得鍋セットのように複数サイズを重ねる方法と、20cmの多機能鍋へ役割をまとめる方法です。

少量用と煮込み用を明確に使い分けたいなら前者、鍋の数そのものを抑えたいなら後者が検討しやすいでしょう。最後はサイズだけで決めず、作る量、熱源、持ち運びやすさ、収納場所まで照らし合わせると、一人暮らしのキッチンで無理なく使い続けられる鍋を選べます。

一人暮らしの鍋サイズ選びのまとめ

この記事のまとめです。

  • 一人暮らしの鍋サイズは16~20cmを中心に考え、煮込みを頻繁に作る場合は22cm程度も候補になります。人数だけでなく、一度に作る量と料理で選びましょう。
  • 16cmは一食分の麺類や汁物などの少量調理向きです。煮物まで幅広く使いたい場合は、標準的な片手鍋サイズとして挙げられる18cmが選びやすいでしょう。
  • 鍋の直径だけでは作れる量を決められないため、商品の容量表示も確認します。大きすぎる鍋は洗浄や持ち運びの負担が増えるので、普段作る量を基準にするのが現実的です。
  • カレーやシチューを多めに作るなら20~22cm程度が候補です。食材と水分が入る容量だけでなく、かき混ぜる余裕も考慮します。
  • 少量調理には16~18cmの片手鍋、多めの料理や煮込みには18~20cmの両手鍋が合わせやすい目安です。2個置けるなら、片手鍋と20cmの両手鍋で役割を分けられます。
  • 購入前にはコンロや調理台の広さ、収納場所を実際に確認します。持ち手やふたを含めて収まるか、複数持つなら重ねられるかも見ておきましょう。
  • 自宅のコンロがIHかガス火かを確かめ、購入する製品の対応熱源と照合します。引っ越しで熱源が変わる可能性があるなら、IH・ガス火両対応も選択肢です。
  • アルミは軽く温まりやすく、ステンレスは耐久性と保温性があり、鋳物ホーローは保温性に優れる一方で重量があります。素材は作る料理と無理なく扱える重さから選びます。
  • 焦げ付きや手入れの負担を抑えたい場合は、フッ素樹脂加工やセラミック加工が候補です。具体的な洗い方や使用できる調理道具は、各製品の取扱説明書に従ってください。
  • 収納性を重視するなら複数サイズを重ねられるセット、鍋の数を抑えたいなら20cmの多機能鍋という考え方があります。最終的には作る量、熱源、持ち運びやすさ、収納場所を照らし合わせて選びましょう。
参考にした情報
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この記事を書いた人

はじめまして、トントンです。
20代はほぼ料理をせず、30代前半でやっと自炊デビュー、安物買いの失敗を重ねて道具を見直し、今はキッチン道具沼にどっぷりハマっている40代のいちユーザーです。
「自分にぴったりの一品」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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