サーモスとティファール、フライパンはどっちがいい?

サーモスとティファール、フライパンはどっちがいい?

「取っ手のとれる」フライパンを買い替えようと思ったとき、サーモスとティファールのどちらにするか迷ってしまう――そんな経験はありませんか?

どちらも取っ手が取れて収納しやすく、IH・ガス火対応で食洗機にも使えます。でも値段が違うし、コーティングも違う。「結局どっちがいいの?」と悩むのは当然です。

価格・重さ・コーティング・取っ手操作・食洗機対応など5つの視点から2ブランドを比較し、どんな人にサーモスが向いていてどんな人にティファールが向いているかを整理していきます。

ティファールとサーモス、どっちにしようか本当に迷う…値段も違うし、どこが違うのかよくわからない

この記事のポイント
  • サーモスはコスパ重視の人に、ティファールは品質・安心感を重視する人におすすめ
  • 26cmフライパンの単品価格でサーモスとティファールには約1,000〜1,300円の差がある
  • 取っ手の着脱はサーモスがワンタッチで楽、ティファールは固めの操作が必要
  • 取っ手の互換性は公式非対応だが、実際に使えるという報告が多数ある
目次

サーモスとティファールのフライパンを5つの違いで比較する

  • 価格とコスパの差(サーモスはティファールより安い)
  • 重さと扱いやすさの違い(軽さか安定感か)
  • コーティングの種類と耐久性の違い
  • 熱の伝わり方とお知らせマークの有無
  • 取っ手の着脱操作と食洗機対応の違い

価格とコスパの差(サーモスはティファールより安い)

価格とコスパの差(サーモスはティファールより安い)

サーモスとティファールのフライパンを比較するとき、最初に気になるのが価格です。2026年3月現在、公式HP・公式通販での26cm深型フライパン単品価格はサーモスが3,850円、ティファールが5,170円。この差は約1,320円あります。実勢価格のAmazonではサーモスが2,000円台前半で入手できることもあり、さらに割安感があります。

同じ26cmガス火専用モデルで比較すると、サーモスは2,783円、ティファールは割引後3,364円という価格差が確認されています。フライパン1本あたり約1,000円の差は、シリーズで揃えるとかなりの節約になります。

セットで見ると差はさらに大きくなります。9点セットで比較すると、2024年4月のAmazon価格でサーモスが8,073円に対し、ティファールは13,880円。5点セット(サーモス約8,000円前後)とティファールの7点セット(約13,000円前後)でも同様の差があります。

コーティンググレードの豊富さという点ではティファールが優れており、同じサイズでもチタンコーティングが3,300円程度からアンリミテッドコーティングが4,800円程度まで選べます。サーモスは「デュラブルコート」の1グレードが主流なので選択の複雑さはありません。

寿命という観点では、毎日使用した場合、両方とも約2年という体験報告があります。寿命が同じなら、買い替えコストが低いサーモスの方が経済的なのがポイント。サーモスは単品が安いため「焦げ付き始めたら気軽に買い替えられる」というメリットが大きく、ティファールはセット価格の方がかなり割安なので単品購入のハードルが高い点が気になります。

ティファールの取っ手の純正単品は2,000〜3,000円台で販売されています。取っ手が先に壊れた場合の交換コストも考慮してみましょう。

重さと扱いやすさの違い(軽さか安定感か)

重さと扱いやすさの違い(軽さか安定感か)

26cmフライパンの重さを比較すると、サーモスが約880g、ティファール(アンリミテッドシリーズ)が約1,101gで、差は約220gです。220gの差は「中くらいのリンゴ1個分」に相当し、空の状態でも違いは歴然ですが、食材の重さが加わると差はさらに大きくなります。

この重量差は料理スタイルに直結します。サーモスは軽量で鍋振りがスムーズなため、チャーハンや炒め物でフライパンをよく振る人には手首への負担が少なく快適です。特に高齢の方や腕力に自信がない女性には、サーモスの軽さが大きなメリットになります。

一方ティファールは、重みがある分、五徳に置いたまま安定させて調理するスタイルに向いています。ティファールの設計思想には「プロの調理体験を家庭に」という背景があり、底面を厚くして蓄熱性を高めた設計になっています。じっくりお肉を焼きたい料理好きには、ティファールの重みが心地よい安定感になるケースもあります。

サーモスは「日常の使いやすさ」に特化した設計で、本体が軽く、20cmサイズから深型デザインを採用しています。深型設計はフライパンでありながら高さがあるため、鍋のように使えるうえ、調理中に油などが飛び散りにくい利点があります。

まとめると、サーモスは圧倒的に軽く「気軽さ」重視の人向け。ティファールは重みがある分「安定感と本格感」重視の人向けです。

コーティングの種類と耐久性の違い

コーティングの種類と耐久性の違い

コーティングの種類と耐久性は、フライパン選びの核心部分です。サーモスが採用しているのは「耐摩耗性デュラブルコート」(PFOAフリー)で、摩耗に強く金属製の調理器具を使用しても傷つきにくい設計です。3年使ってもコーティングがまだ使えた、という体験報告もあります。

ティファールは「チタン・アンリミテッドコーティング(6層)」を上位シリーズで採用しており、チタン粒子をコーティングに配合することで従来モデルより耐久性が高められています。シリーズによってコーティンググレードが異なり、リーズナブルなチタンコーティングからハイグレードなアンリミテッドコーティングまで複数の選択肢があります。

両ブランドともPFOAフリー(有害物質ペルフルオロオクタン酸フリー)を採用している点は共通です。安全性という観点では両者とも同等と見てよいでしょう。

気になる点として、ティファールは使い方によっては劣化が比較的早く感じられることがあります。強火調理や空焚きはコーティングへのダメージが出やすいため、中火以下での使用が推奨されています。

一方でサーモスは、外側の塗装がはげやすいという報告があります。取っ手パーツを着脱する部分がぐるっと一周はげてしまったケースも確認されており、外側塗装の耐久性ではティファールが優れているという評価があります。コーティングを長持ちさせるためには、食洗機で使う場合も中性洗剤のみを使用することが両ブランド共通の注意点です。

食洗機使用時は中性洗剤のみ使用可です。アルカリ性洗剤や研磨剤・漂白剤が入った洗剤はコーティングを傷める原因になります。

熱の伝わり方とお知らせマークの有無

熱の伝わり方とお知らせマークの有無

熱の伝わり方について、サーモスはアルミニウム合金が効率よく熱を通す設計で底面が薄く、熱源からのエネルギーがダイレクトに食材に伝わります。実際にお湯を沸かすスピードで比較すると、サーモスの方がわずかに早く沸騰し始めるという検証例があります。パスタを茹でたりサッと野菜を炒めたりといったスピード勝負の調理ではサーモスが優位な場面もあります。

ティファールは底面が厚く蓄熱性が高いため、均一な熱分布で焼きムラが出にくい特徴があります。熱伝導が均一で料理が美味しく仕上がるという評価もあります。IHは中心部だけが熱くなりやすい性質がありますが、厚い底面が熱ムラを上手に分散してくれる設計です。

大きな違いのひとつが「お知らせマーク」の有無です。ティファールのみ搭載されており、フライパン表面温度が適温になると知らせる機能があります。サーモスにはこの機能がありません。朝食やお弁当作りなど時間に追われる場面で調理タイミングの判断に役立つという声があります。

ただし、お知らせマークは長期使用していると消えてしまうことがあります。サーモスを使っていても料理をするうえで特に困らなかった、という体験報告もあり、マークが必須かどうかは使う人の調理スタイルによります。サーモスはお知らせマークが不要という人にとってはデメリットになりません。

お知らせマークは料理初心者や、IH調理で「適温がいつかわからない」と感じる方にとって特に便利な機能です。

取っ手の着脱操作と食洗機対応の違い

取っ手の着脱操作と食洗機対応の違い

取っ手の操作感、実はここに大きな差があります。サーモスの取っ手は、裏側のレバーを握るだけで先端のクリップがフライパンを挟む仕組みで、力を必要としません。取り外しはレバー上部のロックを親指で手前に引くだけのワンタッチ操作で、片手で完結します。

ティファールの取っ手も裏側のレバーで挟む構造は同じですが、「明らかにサーモスより固い」という評価があり、握力20の人には力が必要なケースもあります。取り外し時はレバー側面のロックボタンを押す必要があり、一度手を持ち替える動作が発生します。料理中の効率面ではサーモスの取っ手操作が楽という評価があります。ティファールの取っ手は3点固定で安定感があるという特徴もあります。

食洗機対応について、サーモスのフライパン本体は食洗機対応(中性洗剤のみ)です。ティファールのフライパン本体は食洗機対応ですが、取っ手は食洗機NGです(公式)。比較評価ではサーモスの食洗機対応が「◎」、ティファールが「△」という評価もあります。

蓋と取っ手は食洗機NGのため、食洗機でまとめて洗いたい場合はサーモスが優位な面があります。両ブランドともオーブン使用が可能で、取っ手を外した状態で利用できます。

食洗機を毎日使うご家庭では、取っ手ごと食洗機に入れられるサーモスの方が後片付けの手間を減らしやすいです。

サーモスとティファールのフライパン、どんな人に向いている?

  • コスパと軽さを重視するならサーモスがおすすめ
  • 品質・安心感・初めての人にはティファールが向いている
  • サーモスとティファールの取っ手の互換性について

コスパと軽さを重視するならサーモスがおすすめ

コスパと軽さを重視するならサーモスがおすすめ

「あまりに安価なものは心配だが、少しでもコスパを重視したい」という人にはサーモスがおすすめです。価格と性能のバランスが良く、コスパに優れているという評価があります。

フライパンを振る料理(チャーハン・炒め物など)が多い人にはサーモスの軽量設計が有利で、手首や腕への負担を減らしたい高齢者・女性にも軽さのメリットが大きいです。食洗機をヘビーに使いたい家庭には、サーモスの取っ手ごとまとめて洗いやすい仕様が向いています。

「焦げ付き始めたらすぐ買い替える」というスタイルにはサーモスの低価格が合っています。単品が安いため「こびりつき始めたな」と思った時点ですぐ買い替えを決断できるのは、想像以上にストレス軽減になるという声があります。多少外側の塗装が剥げても気にならない、実用重視の人向けといえます。

タンブラーや水筒でサーモスブランドを使ったことがある人は信頼度も高いでしょう。フライパンの歴史は2019年からと浅いですが、すでに日本の家庭になじんでいるメーカーです。初めてサーモスを買うなら5点セット(フライパン・鍋・取っ手が揃う)がコスパが良いです。

品質・安心感・初めての人にはティファールが向いている

品質・安心感・初めての人にはティファールが向いている

「食材を活かした調理をするためできる限り品質にこだわりたい」という人にはティファールが向いています。定番ブランドの安心感を重視したい人、初めて取っ手が取れるフライパンを使う人(操作が難しくないか不安な方)にも、定番ブランドのティファールなら安心して選びやすいです。

じっくりお肉を焼きたい料理好きにはティファールの重みが心地よい安定感になり、お知らせマークを活用して適温で調理したい人(料理初心者含む)にはティファールの機能が役立ちます。見た目・外側の塗装のキレイさを長く保ちたい人にはティファールが優れており、価格より安心感・ブランド力を重視する人向けといえます。

ティファールの歴史は1956年のフランス設立にさかのぼり、1996年に「取っ手の取れるフライパン」の先駆者となり、2021年にラインナップを一新しています。長年のブランド実績がある分、初めての方でも安心して選びやすいです。

チタン・アンリミテッドコーティングは6層構造で耐久性に定評があります。複数コーティンググレードから選べるため予算と用途に応じた選択肢があります。毎回セットで買い替えたい・最新シリーズを使い続けたいという人にも向いています。

サーモスとティファールの取っ手の互換性について

サーモスとティファールの取っ手の互換性について

サーモスとティファールの取っ手は、公式には互換性を認めていません(両社とも非推奨)。自己責任での使用になる点は前提として押さえておく必要があります。

ただし、店頭サンプルでサーモスのフライパンにティファールの取っ手が取り付けられること、またその逆も確認されています。実際に使ってみて問題なかったという報告が多数あり、サーモスのデュラブルシリーズはティファールの取っ手との互換性がバッチリで耐久性評価も高いという声もあります。

互換性があると報告されている主なブランドは、サーモス、パール金属(ルクスパン)、カインズ、ニトリ(TORERU)、アイリスオーヤマです。ティファールの純正取っ手単品は2,000〜3,000円台で販売されており、互換品を活用することでフライパン本体だけ安く買い替えられるという節約方法として活用されているケースもあります。

サーモスのフライパンにティファールの取っ手を使うときは「そろりそろり持ち上げる」程度の注意が必要です。ぴったり合うわけではないため、急な動作は避けた方が無難。なお、取っ手が先に壊れた場合にサーモスの取っ手を代用品として使えるというメリットも確認されています。ちなみに蓋についても互換性があるという報告があります(サーモスの鍋にティファールの蓋など)。公式保証がないため、互換品使用時は安全面も含めた自己責任での判断が必要です。

サーモスとティファールのフライパンどっちがいいか選ぶポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • サーモスの26cm深型フライパン単品は2026年3月現在の公式価格で3,850円、ティファールは5,170円で約1,320円の差がある
  • Amazon実勢価格ではサーモスが2,000円台前半で入手できるケースがある
  • 9点セット比較では、サーモス8,073円に対しティファール13,880円(2024年4月Amazon価格)
  • サーモスとティファールの寿命は、毎日使用した場合どちらも約2年という体験報告がある
  • 26cmフライパンの重さはサーモス約880g、ティファール(アンリミテッドシリーズ)約1,101gで約220gの差がある
  • サーモスのコーティングは「耐摩耗性デュラブルコート」(PFOAフリー)、ティファールは「チタン・アンリミテッドコーティング(6層)」を上位シリーズで採用
  • ティファールのみ「お知らせマーク」を搭載、サーモスにはない機能
  • サーモスの取っ手操作はワンタッチで楽、ティファールの取っ手操作は固めで一度手を持ち替える動作が発生する
  • 食洗機対応はサーモスのフライパン本体が対応、ティファールは本体対応だが取っ手は食洗機NG(公式)
  • コスパ・軽さ・食洗機ヘビー使用を重視するならサーモスがおすすめ
  • 品質へのこだわり・外側塗装の美しさ・初めてで安心感を重視するならティファールが向いている
  • サーモスとティファールの取っ手は公式非対応だが、実際に互換性があるという報告が多数ある
  • 互換品使用時は公式保証がないため自己責任での判断が必要
  • ティファールはコーティンググレードが複数あり、予算と用途に応じた選択肢が広い
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次