唐揚げにキッチンペーパーは使える?油切りの置き方とくっつくときの対処

唐揚げにキッチンペーパーは使える?油切りの置き方とくっつくときの対処

唐揚げの油切りには、揚げ物の油切り用と表示されたキッチンペーパーを使えます。ただし、衣のカリッとした食感を保ちたいなら、油を吸わせることに加えて、蒸気を逃がすことも大切。網がある場合は唐揚げを網にのせ、紙を併用するなら網の下に敷く方法がおすすめです。

「油を吸うはずなのに下側がしっとりする」「紙が衣にくっついてしまう」ときは、紙の用途と置く位置を分けて考えてみましょう。油切りの基本から、紙やバットがないときの対応、下ごしらえと温め直しまで、場面ごとの使い方を紹介します。

この記事のポイント
  • 唐揚げの油切りに使える紙の選び方
  • 網の下に敷くキッチンペーパーの配置
  • べたつきと紙のくっつきへの対処
  • 代用・下ごしらえ・温め直しの使い分け
目次

唐揚げの油切りにキッチンペーパーを使う基本

油切り用の表示を確認して紙を選ぶ

油切り用の表示を確認して紙を選ぶ

まず見るのは、パッケージにある用途です。「キッチンペーパー」という呼び名だけで判断せず、揚げ物の油切りに使えるか、加熱にはどんな制限があるかを確かめます。油切りに使うことと、紙を敷いたまま温め直すことは別の使い方なので、それぞれの表示を見るのが基本です。

例えば、大王製紙の「エリエール 超吸収キッチンタオル(50カット)」は、公式に揚げ物の油切り、野菜・肉・魚の水切りや下ごしらえを用途として挙げています。独自のエンボス加工の空間に油を保持し、裏抜けしにくいという説明もありますが、これは同社従来品との比較です。

ほかの商品すべてより優れている、という意味ではありません。

旭化成ホームプロダクツの「リード クッキングペーパー」も、公式FAQで揚げ物の油切りに使えると案内されています。一方、商品ページでは油切り・油こしの説明に「油が冷めてからご使用ください」という注意を併記。

油切り用という表示だけで、熱い油を扱うすべての作業に使えるとは考えず、製品ごとの注意までセットで読みましょう。

網と併用するときはキッチンペーパーを下に敷く

揚げ物バットと網があるなら、唐揚げは網の上へ。日清オイリオも、唐揚げなどの油切りには揚げバット・揚げ網が便利で、しっかり油を切るために脚の高い網をすすめています。下に油が落ちる空間があるかどうかが、道具を見るときのポイントです。

  1. 油を受けるバットを用意する
  2. キッチンペーパーを併用する場合は、バットの底に敷く
  3. その上に脚付きの網を置き、紙と網が密着しないようにする
  4. 唐揚げを網の上にのせて油を切る

この配置なら、唐揚げを受けるのは網、落ちた油を吸うのは下の紙です。ハウジーマガジンでは、網の上に紙を敷くと蒸気を逃がしにくくなる一方、網の下に敷く使い方は後片付けに役立つと説明しています。せっかく網を使うなら、表面を紙で覆うより、下の空間を生かしたいところです。

べちゃっとするときは油だけでなく蒸気にも注目

べちゃっとするときは油だけでなく蒸気にも注目

紙が油を吸っていても、衣の食感がそのまま保たれるとは限りません。キッコーマンが紹介する唐揚げのFAQでも、片栗粉でカリッと揚げた衣は、湿気を吸うとしんなりすると説明されています。つまり、食感を考えるときは「油が残っているか」と「湿気がこもっていないか」の両方を見る必要があります。

置き方の違いを示す例が、ハウジーマガジンのかき揚げの比較です。パルプ100%のキッチンペーパーを2枚重ねにし、網や紙の上で置き方を変えて、揚げてから約10分後に食べ比べています。皿に紙を敷いて寝かせたものでは、上側はサクッとしていても、下側の衣はしっとりしていたと報告されています。

これは唐揚げを直接比較した結果ではなく、かき揚げでの食べ比べです。そのため、唐揚げでも必ず同じ差が出る、何分置くと必ずべたつく、とまではいえません。ただ、下側だけしっとりする場合には、紙の吸油力だけを変えるより、網で蒸気を逃がせる置き方を試す理由になります。

同記事では、揚げてすぐ食べる場合は網と紙で大きな差を感じにくいとも説明しています。一方、通気性がよいほど冷めるのも早くなるとのこと。熱々をすぐ食べるのか、何回かに分けて揚げながら待たせるのかで、重視する点は変わります。網を使えば食感も温度もずっと保てる、というわけではありません。

紙がくっついたらゆっくり剥がす

衣に紙がくっつくと、急いで引き離したくなりますよね。リード クッキングペーパーの公式FAQでは、水分や油分が多い場合に食材へくっつくことがあるとし、ゆっくり剥がすよう案内しています。リードを使っている場合は、この案内に沿って対処しましょう。

ここで区別したいのは、油を吸えることと、食材から剥がれやすいことです。リードには油切りに使えるという案内と、くっつく場合があるという案内の両方があります。油切り用の紙を選べば絶対に衣につかない、とは考えないほうがよさそうです。

次に揚げる分から紙との接触を避けたいなら、唐揚げを受ける場所を網へ変え、紙は下の油受けに回す方法があります。これは紙を別の銘柄に替える方法とは違い、衣と紙が直接触れない配置にする考え方。くっつきが気になるときは、紙選びとあわせて置き場所も見直してみてください。

唐揚げでキッチンペーパーを使い分ける場面と注意点

紙がないときは網、バットがないときは皿で対応

キッチンペーパーを切らしても、揚げ物用の網とバットがあれば、紙を敷かずに油を落とす方法を選べます。日清オイリオが油切りの道具として挙げているのも、揚げバット・揚げ網です。紙がないからと、必ず別の紙を探して敷く必要はありません。

手元の道具対応する方法判断のポイント
揚げ網とバットがある網に唐揚げをのせ、バットで油を受ける紙を使わずに油を切る選択肢
網がなく、皿と油切り用の紙がある皿に紙を敷いて代用する日清オイリオが案内するバットの代用方法
バットはないが、耐熱性のある網・ざると受け皿がある網・ざると皿やボウルを組み合わせる耐熱性と、下に空間を確保できる形状が条件

手持ちのざるを使う案は、どんな材質でもよいという意味ではありません。ハウジーマガジンの代用案も「耐熱性があるなら」という条件付きで、脚の高いものを使い、下に敷く紙などと密着させないよう説明しています。形が似ているだけで選ばず、熱い揚げ物を置ける用途の道具かを判断してください。

紙がない問題と、油を受ける容器がない問題は分けて考えると対応が決まります。網と受け皿がそろっていれば、まずはその組み合わせ。反対に網がなくても油切り用の紙があれば、皿に敷く方法があります。すべてを専用バットにそろえる前に、今ある道具がどちらの役割を担えるかを見てみましょう。

下ごしらえでは衣をつける前の余分なたれを取る

下ごしらえでは衣をつける前の余分なたれを取る

キッチンペーパーは、揚げた後の油切りだけでなく、衣をつける前にも使えます。キッコーマンが紹介する菱田屋の唐揚げでは、鶏肉に下味を十分につけた後、表面に残った漬け込みだれを紙で取り除きます。ここで吸わせるのは油ではなく、衣をつける前の余分なたれです。

  1. バットに厚手のキッチンペーパー、または数枚重ねたものを敷く
  2. 下味をつけた鶏肉を並べる
  3. 上からキッチンペーパーで軽く押さえ、表面の漬け込みだれを取り除く
  4. その後、片栗粉をつける工程へ進む

同レシピでは、下味の水分が残ると片栗粉が溶け、揚げた衣が固くなること、余分なたれが焦げる原因になることを理由に挙げています。「せっかくつけた味まで取れてしまいそう」と感じるかもしれませんが、この方法は、冷蔵庫で2時間以上漬け込んで味を十分に入れてから行うものです。

そのため、液体の衣を使う作り方などにも一律に「水分を全部拭き取る」と広げるのは避けましょう。紹介した手順は、下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶすレシピのもの。使っている唐揚げ粉やレシピに別の工程がある場合は、その作り方に合わせます。

また、紙を使い回せるかどうかも製品の案内に従います。リード クッキングペーパーについては、メーカーが使い捨て製品であり、洗って再利用することはすすめていません。

下ごしらえに使ったリードを洗い、次の油切りに再利用する使い方は避けてください。

温め直しは電子レンジ対応の製品と条件を確認

冷めた唐揚げを温め直したい場合は、紙の電子レンジ対応を確認します。旭化成ホームプロダクツのリード クッキングペーパーは、吸収力・保持力の高いフェルトタイプで、厚手の不織布。

公式ページでは揚げ物の温め直しにも使え、ラップをかけずに電子レンジで加熱すると、べたつきを抑えてカラッと仕上がると案内しています。

楽キッチン

リード クッキングペーパー を探す

対象製品食品と量電子レンジ出力加熱時間の目安
リード クッキングペーパー鶏のから揚げ320g600W4分30秒

この時間は、リードを使い、鶏の唐揚げ320gを600Wで温める場合の目安です。「唐揚げなら何個でも4分30秒」「どのキッチンペーパーでも同じ」とは読み替えないでください。紙の商品名だけでなく、食品の量とレンジ出力まで合わせて見る必要があります。

メーカーのFAQでも、リードは電子レンジでの加熱調理に使える一方、オーブンや直火では使わないよう案内しています。オーブンレンジを使う場合も、機器の名前だけで判断せず、選んでいる機能を確認しましょう。レンジ加熱に使えることは、オーブン加熱にも使えるという意味ではありません。

火のそばに置かず、使用後は製品の注意に従って処分

火のそばに置かず、使用後は製品の注意に従って処分

揚げ物中は紙をすぐ手に取れる位置に置きたくなりますが、火元との距離には気をつけたいところです。エリエール 超吸収キッチンタオル(50カット)の注意事項には、可燃物なので火のそばに置かないよう明記されています。油切りの受け皿を用意するときも、紙を含めて火のそばに置かない配置にしましょう。

大王製紙の解説でも、一般的な紙製キッチンペーパーは高温のオーブンや直火には適さず、焦げや火災の原因になるおそれがあるとしています。唐揚げを油切りした皿と紙を、そのままオーブンで加熱する使い方は避けてください。温め直す段階で、紙と加熱方法の組み合わせを改めて判断します。

「エリエール 超吸収キッチンタオル(50カット)」では、使用後についても次の注意があります。

  • 熱した油などを拭き取った際は、十分に冷ましてからごみとして捨てる
  • 詰まりを防ぐため、流しやトイレには流さない
  • 加熱に使う場合も、長時間の加熱はしない

私が紙を選ぶなら、吸油力の説明だけでなく、こうした使い終わりまでの扱いも見ます。唐揚げをのせるとき、温め直すとき、油を拭き取って捨てるときでは注意する点が違います。用途に合う紙と網を組み合わせ、製品に書かれた使い方の範囲で活用しましょう。

唐揚げとキッチンペーパーの使い方まとめ

この記事のまとめです。

  • 唐揚げには、揚げ物の油切り用と表示されたキッチンペーパーを使う
  • 網を使う場合は唐揚げを網にのせ、紙を併用するなら網の下に敷く
  • 衣のべたつきは、油だけでなく蒸気や湿気にも注目する
  • リードが食材にくっついた場合は、メーカー案内に沿ってゆっくり剥がす
  • 紙がなくても、揚げ網とバットがあれば油を落とす方法を選べる
  • バットがない場合は皿と油切り用の紙で代用でき、網・ざるの代用は耐熱性などが条件
  • 下味をつけて片栗粉をまぶす紹介レシピでは、衣をつける前に表面の余分なたれを紙で取る
  • リードは使い捨て製品で、洗って再利用することはメーカーがすすめていない
  • リードで鶏の唐揚げ320gを温め直す場合、600Wで4分30秒が目安。ラップはかけない
  • 電子レンジ対応でもオーブンや直火には使わず、火のそばへの放置や使用後の処分にも注意する
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この記事を書いた人

はじめまして、トントンです。
20代はほぼ料理をせず、30代前半でやっと自炊デビュー、安物買いの失敗を重ねて道具を見直し、今はキッチン道具沼にどっぷりハマっている40代のいちユーザーです。
「自分にぴったりの一品」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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